デジャブ

数ヶ月前からTUTAYAで「発掘良品」という企画を店頭・ネット・雑誌で展開している。有名無名関係なく、本当に面白いと思う作品を紹介してくれる、なかなかいい企画。アンパンマンとクレヨンしんちゃんを借りる目的で訪れた店頭で発掘良品として陳列されてた映画「恋はデジャブ」以前から見たいなぁとは思っていたけれど、ジャケットの見た目とタイトルの感じから、なかなか借りたいとは思わせてくれなかった映画。「しゃべくり007」でもたまたま紹介されてた映画。ついに見る。最近ではディア・ドクター以来の☆5つ。つくりはSF?のコメディといったところ。軽いタッチの気楽な映画。ある1日が終わっても目覚めるとまた昨日が始まる。何度も何度も同じ1日を繰り返し永遠に明日が来ない。さて、どうする?とったところ。主人公だけは何度も同じ1日を過ごすから、記憶・経験は蓄積される。テレビゲームをしているように何度もリセットボタンを押しながら徐々に腕が上達する感じ。この設定でいかに生きて行くか。これがこの映画の主題。記憶が残っている事をうまく利用する、明日が来ない事を悲観して希望を失う、経験を積むことを積極的に活用する... ビル・マーレイの取る行動にいちいち説得力がある。現実の世界でも、同じような毎日をただ何となく淡々と過ごしていると耳が痛い映画かな。