ラテンアメリカ

行きたかったみんぱくの今和次郎展にやっといく。久しぶりのいい企画展。庶民の生活スタイルをわかりやすいスケッチで調査する人だけど、まぁマイナーな企画展だから閑散としてるかとおもったら老若男女大盛況。万博公園の中にあるのが功を奏したか?常設展も世界各国の文化と民族に関する盛りだくさんの展示物に触れるし、写真も撮れるし、万博公園の中にある。最近はみうみちと世界地図や地球儀を見る機会が増えたからちょうどいいお散歩コース。海外旅行に行く時間もお金もないけれど、お手軽に世界各地の雰囲気を楽しめるありがたい場所。ということで、日本の反対側にあるラテンアメリカの映画TOP3。日本に入ってくる数は少ないけど、いずれもかなり好きな映画。
「シティ・オブ・ゴッド」 2002 ブラジルブラジル、リオデジャネイロ近郊には「神の街」と呼ばれるスラム街がある。新興住宅地として街が形作られ始めた60年代、「心優しき」三人のチンピラの物語からはじまり、生まれながらのギャングたるリトル・ゼの台頭、その親友ベネの運命、「色男」マネの悲しみ、ガキ軍団の跳梁跋扈、そして街がドラッグと暴力にまみれた戦場と化す80年代初頭までが、写真家を夢見る少年ブスカペの目を通して描かれる。原作はパウロ・リンスによるノンフィクション"cidade de deus"。出演者のほとんどがスラム在住の子供たちから選ばれている。
「アモーレス・ペロス」 2000 メキシコ舞台は現代メキシコ。青年オクタビオは兄嫁のスサナを愛していたが、彼女は夜毎暴力をふるう夫のことを恐れていた。そんなある日、オクタビオの飼っている犬が闘犬のチャンピオン犬をかみ殺す事件が発生。これをきっかけにオクタビオは賭闘犬試合でのし上がっていく。…やがてかなりの大金を手にした彼は、宿敵との試合を潮時にしてスサナとの駆け落ちを決意するのだが、その時「それ」は起こった。そして「それ」は、雑誌編集者と不倫関係にある人気モデルと、元パルチザンの孤独な老殺し屋の運命をも狂わせていく…。3つの「犬のような愛(原題)」を描いた、青春バイオレンス。
「ウィスキー」 2004 ウルグアイ南米ウルグアイの小さな靴下工場。従業員はベテランの中年女性マルタと数人の工員だけだ。経営者のハコボの一日は、朝マルタと共に工場を開けることから始まる。必要なこと以外は言葉を交わすことのない二人。そうして日々は過ぎていった。そんなある日、疎遠になっていたハコボの弟エルマンが母親の墓石建立式のためにブラジルから帰国することになった。そして突然ハコボは、弟が滞在している間マルタに自分の妻の振りをして欲しいと言い出したのだった。なんとか無事に式を終えた後、今度は弟が2人にある提案をするのだった。