波打ち際や汽水湖など、海と陸や淡水と海水が混ざり合う場所は、非常に複雑で豊かな生態系が生まれるようで。そのような2つの異なる世界が溶け合う結果として、互いに他を補うような、中間的で動的な環境が出現することをエッジエフェクトというとのこと。
建築と土木のあいだを書いた内藤廣の「建土築木」だったり、高橋寿太郎の「建築と不動産のあいだ」だったり、丹下健三の「建築と都市」だったり、いろんな「あいだ」について述べられた本があるということは、生物だけでなく街のスケールでもエッジエフェクトは大切ということなのでしょう。
そんな中、久しぶりにゆっくり東京の街を歩く。渋谷川と目黒川を横断するとっても起伏の激しいルート。
CICADA→MIYASHITA PARK→渋谷スクランブルスクエア→渋谷ストリーム→渋谷ブリッジ→代官山ログロード→ヒルサイドテラス→代官山T-SITE→STARBACKS RESERVE
赤坂や麻布、白金あたりを歩くときにも感じる起伏の激しさと高低差と比例する街の上質感。なので歩いていても街の雰囲気がめまぐるしく変わる場所。東京の他のエリアに比べてもこの辺りは顕著な気がしたので地形図を調べて見ると一目瞭然。皇居の南西のエリアの地形の入り組み方は他に比べても特別で、それがエッジエフェクトを生み出しているのでしょう。
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