今年は映画発祥の地「旧立誠小学校」が長年の苦労の末ようやく完成し、たくさんの人に使われているところが見れてとてもいい一年。そんな中、12月に有効期限がきれる株主優待が残っていたので久しぶりに映画館へ。えんとつ町のプペル。今年90本目の映画。累計1463本目。
これまでに見てきた映画の製作国を振り返ると米、中、日、独、印、英、仏、伊といった国が多く、何か見覚えのある国の並びだと思ったら、そっくりそのままGDPランキングとリンクすることに気づく。。それだけ国力と映画産業は相関関係があるのでしょう。
ただ、映画の面白さがGDPにリンクするかというとそんなことはなく、最近見た中でも、サウジアラビア、レバノン、イスラエル、クルジア、トルコ、デンマーク、スイス、メキシコといった国の映画が面白かった。
お金をかけた大爆発が起こるわけもなく、世界滅亡からヒーローが救うわけでもなく、CGを使ったファンタジーが展開されるわけでもない、ただただそこに根を張って暮らす人々の喜怒哀楽、悲喜交々が映し出される映画。旅行で行くこともなければ、行ったとしても感じ取ることができないほど繊細で、観光では出会わない日常が垣間見れる映画。
世界各国の有名な観光地にたくさん足を運んだところで知ることはできない世界。ニュースで聞かされる「貧困」や「内戦」といった抽象的な情報からは捉えることができないリアルな世界が感じ取ることができる映画。やっぱり映画はやめられない。
話は戻ってプペルへ。キンコン西野の書いた本「魔法のコンパス」を読んだ時からずっと気になる存在で、オンライサロンが今の規模の1/10以下の時から知っているので、気持ち的には大絶賛したいところ。ピカソよりも自分の子供の書いた絵のほうが価値があるという心理でいうと。だけど、純粋に映画としてどうかと言われると10点満点で6〜7点。ストーリーも声優も音楽も映像もとてもいい。でも100分あるとサブキャラの深い人物背景や繊細な人となりがどうしても知りたくなるのにその説明がほとんどない。短編ならサブキャラでそれは気にならない。やっぱり短編のほうがよかったような。
ということで、好きな短編アニメーションTOP3。時間は短くても面白い映画はやっぱり面白い。
つみきのいえ 2008 日本
岸辺のふたり 2000 オランダ
ウォレスとグルミット ペンギンに気をつけろ! 1993 イギリス
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