「バカの壁」以降、量の増加に伴って質の低下が著しい新書というメディア。時間がないときは岩波新書が中公新書の中から選ぶという安易な戦法とることで、できるだけハズレを回避するようにしている。「宇宙論入門」 佐藤勝彦著 (岩波新書)専門分野外だけど、一応気になる宇宙論。宇宙の歴史から最前線の理論まで新書ひとつに納まっているから素人でもなんとなくわかった気になってしまう。宇宙の年齢は137億年。地球の年齢が46億年だから桁ひとつ違うのかぁと何気なく思った時にイームズの「Powers of Ten」が頭に浮かぶ。同じ要領で現在までの年表がつくれたら面白いと思い、ネットで調べてみる。10の10乗 宇宙誕生 (137億年前)10の09乗 地球誕生 (46億年前)10の08乗 恐竜誕生 (2億年前)10の07乗 猿人誕生 (1000万年前)10の06乗 原人誕生 (100万年前)10の05乗 人類誕生 (16万年前)10の04乗 縄文文明 (1.6万年前)10の03乗 平安遷都 (1200年前)10の02乗 首都東京 (143年前)10の01乗 21世紀 (10年前)自分的には大成功。地球誕生だけは少し外れているけれど、その他は面白いほど一致している。教科書に載せてもいいんじゃないかとさえ思う。大きく見ればひとつの歴史なのに物理学、生物学、文化人類学、社会学、政治経済学などなど時間によって学問が違う。さて、どの教科書に載せようか?
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