信楽甲賀伊賀上野

2車線の車道ほどの横幅のある歩道を、満開のしだれ桜並木にそって800mくらいのんびり歩いて、これまで見たなかで一番きれいなトンネルを抜けると、別世界が広がる信楽の森の中の美術館「MIHO MUSEUM」国境の長いトンネルを抜けると雪国であった...というおなじみのフレーズが自然に再現されてるようで子気味良い。2-3時間は満喫できるくらい環境も展示も建築も充実してたけど、その後の予定がつまってたこともあり後ろ髪を引かれる思いで1時間ちょっとで後にする。次に滋賀県甲賀の「マンマミーア」と三重県伊賀の「やまほん」をはしごする。昔忍者で今ギャラリーと言われるほど、この地域を代表するカフェギャラリーでいろんな雑誌にも掲載される全国的にも有名な場所なんだけど、期待してた感じと違ってまったく満足できない。「芸術家の作でなく職人の作、一個の作でなく多くの作、意図した美でなく無心の美、眺めるのではなく使うもの、そういう物に価値がある」民藝運動の主唱者である柳宗悦の考えに全面的に賛同している自分としては、2つのギャラリーはまったく反対のことをしているなぁと。。お昼は豚が有名な楽豚で豚丼を食べて、ご飯がおいしく炊ける土鍋で有名な伊賀焼「長谷園」で大小2つの土鍋を調達する。B級品のため市価の半額以下で手に入ったことにままはご満悦のよう。最後に上野城のまわりをくるっと散歩して6時頃に家に着く。奈良吉野の人ごみを避けて、のんびり桜がみれたのはよかったんじゃないのかな。