海南・和歌山

和歌山城とみうとみち久しぶりの日帰り旅行。去年の7月に高野山に行って以来の和歌山だから、もう1年4ヶ月ぶりの和歌山。あまり行くことのない和歌山だから徹底的に和歌山っぽいところに行ってみる。まずは海南の小さな漁港にあるカネマタ海産で紀州名物のしらすを購入して、お昼は行列に並んでまる宮の和歌山ラーメンを食べる。次に、黒潮市場で紀州梅のジュースと有田みかんのジュースを飲んで、マグロの解体ショーを見学して、そのマグロをお刺身で食べる。車で少し移動して、紀州徳川ゆかりの和歌浦のカフェで一休みして、最後に和歌山城をお散歩して家に帰る。ラーメンはあまり好みじゃなかったし、市場は人が多くて疲れたし、カフェもゆっくり落ち着けなかったから全体的に低調な日帰り旅行だったけど、冷水浦のしらすだけはとっても◎。海辺に建つ小さな製造直売店で、辺り一面しらすが天日干しされているのどかな風景。車から降りたとたんにしらすのいい匂いがたちこめて、つくりたてのしらすを試食しながら2種類のしらすを購入する。たくさん天日干ししたものが「ちりめん」で、すこし天日干ししたものが「しらす」で、まったく干さないものが「かまあげ」とのこと。一番日持ちしない「かまあげ」をつくってるその場で食べることができたから、とっても贅沢な気分になる。たつの市の小さな漁村の室津や、島根半島の港町美保関でも感じたけど、時がとまったように昔の街並が色濃く残る港町が個人的に好きみたい。それに、都会のビルの中にある、有名な料理人のおいしいといわれる料理を食べるのもいいけれど、つくってる場所で、つくっている人とおしゃべりしながら食べるのもやっぱいいいなぁと。
夏場は数時間、冬場は半日ほど天日干しするんだって。