「孫子」
「五輪書」「座右の書」とか「ビジネスに役立つ」といった枕詞とともに紹介されることの多い本。そして、なんとなく直感であまりいい印象を持っていなかった本。ゴダールとかトリュフォーの映画をしたり顔で語る人と孫子や五輪書が必読書だという人は胡散臭い気がしてて。で、予想通りまったく面白くない。歴史的背景とか、その当時それをまとめたことの意義とかそういったことは抜きにして、21世紀の今現在、本に書いてある内容そのものを素直に読むと当たり前のことしか書いてない。刺激も教訓も何もない。絶対大したこと書いてないだろうなぁという予感が的中したことが唯一の成果かな。
「方法序説」反対に意外にも面白かった哲学の本。五輪書が執筆された数年前にフランスで公刊された方法序説。哲学と聞くと文系のような気がしていたけど、デカルトはとっても理系の人のようで、近代科学の祖といわれるだけあって本の内容もわかりやすい。「我思う、ゆえに我あり」今更ながらようやくその意味を理解する。
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