サントラ

音楽には特段こだわりがなく、思入れの強いアーティストも、好きなジャンルもまったくない。そんな時に映画のサントラは今も昔もジャンルもアーティストも関係なく、広く浅く音楽を知ることができる手段としてとてもいい。その上、映画のつくり手がその映画のストーリー、舞台設定、雰囲気に合う最適な音楽を過去の膨大な音楽ストックの中から探してひとつのCDにしてくれるので、いいサントラにはいい音楽がたくさんある。レザボアドッグス、スモーク、ヘドウィグ〜、プリシラ、オーブラザー、チョコレートドーナツ、スタンドバイミーなどなど。改めて持っているサントラを挙げるとゲイの映画がとても多い。。たぶんマイノリティの自己表現の場として音楽はとても親和性が高く、映画で流れる音楽が物語の重要な一部になっていることが影響しているのではないかと。ということで、ゲイ映画TOP3だいたい10年ピッチでいいゲイ映画に出会える感じ。
「プリシラ」 1994 オーストラリア3人のドラッグクイーンが大自然の中、バスに乗って真実の愛を求めて旅をするロードムービー。主人公たちのド派手なファッションや全編に流れる70年代ディスコ・ヒット曲の数々が印象的。
「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」 2001 アメリカオフ・ブロードウェイでロングランヒットを記録した、話題のロック・ミュージカルを映画化。売れないゲイのシンガーの数奇な半生をグラムロックに乗せてつづる異色作。
「チョコレートドーナツ」 2012 アメリカ1970年代の実話を基に、育児放棄されたダウン症の少年を育てたゲイのカップルの姿を描くヒューマンドラマ。第11回トライベッカ映画祭観客賞他受賞多数。