たまたまテレビをつけたらファミリーヒストリーがやっていることに気づく。先祖の歴史、自分のルーツを徹底取材で紐解いて紹介するドキュメンタリー番組で、つくり手の本気度が伝わってくるから、見ててとても心地いい。ただ、不定期でやっているからなかなか出会えない。ということで、いくつかの自伝本を流し読み。
「スティーブ・ジョブス」2011MacもipadもiphoneもAppleTVも持っているし、ピクサーの映画もたくさん見ているから、かなり贔屓目になっているとは思うけど、それでもやっぱり面白い。破天荒で独善的でカリスマであることがよくわかる。
「福翁自伝」1899天は人の上に人を造らず〜という一文は誤解されることが多いことで有名で、人類皆平等とは言っていない。勉強すれば地位も高くお金持ちになり、勉強しなければ貧乏にもなり愚人になると言っている。だから「学問のすすめ」。
「シュリーマン自伝」1867スティーブジョブスは他人のアイデアを平気で盗むし違法なことはするし罵詈雑言を平気で浴びせる人物で、福沢諭吉も盗みはするし散財するし平気で人を馬鹿にする。で、シュリーマンも同様に虚言癖があり自己中心的で偽証隠蔽のオンパレード。何かを成し遂げようと思うと手段を選んではいられないということなのか、何か飛び抜けた才能がある人はその反動で欠点も飛び抜けているのか。天才と馬鹿は紙一重ということがよくわかる3冊の自伝本。
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