オランダの歴史家が1938年にヒトを「遊ぶ存在」と定義してホモ・ルーデンスという本を書く。また、人類はアフリカで生まれ、数十万年かけて世界各地に拡散したように「移動する存在」とも定義されホモ・モビリタスとも呼ばれる。そしてユヴァル・ノア・ハラリの著書「サピエンス全史」でおなじみのホモ・サピエンスはラテン語で「賢いヒト」。たくさんの本を読み、たくさんの旅を重ね、旅先でおもいきり遊び倒す。人間とはそういう動物なのでしょう。
ずっと昔から「日帰り名人」を自称し、「ローカルな旅」とか「思い立つ旅」とか「ARTRIP×EATRIP×HISTRIP」などなど、どこでもいいからどこかへ行きたい衝動を言語化してきたんだけど、コロナによる昨今の状況で「マイクロツーリズム」なる言葉が突如注目を浴びることになり、ようやく時代が自分に追いついたと勝手に感慨深く思いに耽る。
先々週は仕事の都合で木金と金沢に行き、帰って早々に川西の黒川河川敷でデイキャンプ。泊まりでないのでテントも照明もいらないし、今の季節なら日よけのタープも必要なく、もちろん風呂の心配もない気軽で軽装なミニマムキャンプ。無料で予約もいらないから、行きたいと思った瞬間にすぐ行動に移せるし、ハンモックを持っていけば最高の読書タイムも確保可能。
旅をして、遊んで、本を読む。いい休日。
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