FREE

タイトル同様FREEで電子版が手に入ったからiphoneで見る。「FREE」クリス・アンダーソン(著)おもしろい。無料の歴史からはじまり、無料の類型、今後どうなるといったところまで流れるように話が進む。本のテーマは『稀少性と潤沢性』希少性からは価値が生まれ、潤沢性は無料になりたがるとのこと。印象的な文章を以下に列挙。「市場に参入するもっとも破壊的な方法は、既存ビジネスが収益源としている商品をタダにすること。」「ウェブの世界には、貨幣経済以外に、評判経済と注目経済がある」「フリーによって得た評判や注目を、どのように金銭に変えるかを創造的に考えなければならない。」「「まちがっている」と「自明のことだ」という二つの意見に分かれる話題はどんなものであれ、 いいテーマに違いない」出版業界、音楽業界はまさに上記テーマに翻弄されている状態であり、近い将来他の業界にも波及するであろう大きなテーマかな。