そろそろ雪の心配もないだろうと、北へ北へとひた走る。18世紀後半、若狭から京へ魚介類を運ぶ物流ルートとして栄えた鯖街道、若狭で獲れたての「鯖」に塩をまぶして夜も寝ないで徒歩で運ぶと京都でちょうどいい味になることにちなんで名前のついた鯖街道を北上する。思った以上に辺り一面雪が残っていたけれど、大原から朽木までの山道を、何度も寄り道を繰り返し、ひたすらおいしい食を求めて突き進む。まずは大原でぬれおかきとこんにゃく田楽を食べ歩き、志ば久では京漬もの3種を調達し、三千院の抹茶と羊羹でひと休憩。その後移動し、いつかは食べたい山の辺料理比良山荘を視察ということにしてパンフレットだけをもらいに立ち寄る。お昼は永昌庵でざるそばととちあげで腹ごしらえ。夜ご飯用には鯖街道だけに鯖のなれずしが筋なんだけど、”なれ”より断然好きな”焼き”鯖寿司を購入する。さらに北上し、朽木宝牧場でチーズケーキやソフトクリームでお口直しをして、最後に高島で有名なパラディゾのピザをお持ち帰りして家路に着く。時間的には福井の熊川宿までいくことはできたけど、18時までに家について、家でご飯を食べて、21時には映画を見始めるくらいの心の余裕がある休日は悪くはない。映画はまったくおもしろくなかったけど、食に関しては大変満足な一日だったかな。
三千院で人生初の写経。書き順、方向が違うのはご愛嬌ということで。
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