マイケル・サンデルの「これからの「正義」の話しをしよう」以降の白熱教室ブームで、NHKで頻繁に放送されていた白熱教室シリーズがようやく宇宙について取り上げたこともあり、久しぶりにその周辺の本を読んでみる。
「THE BIG QUESTIONS Mathematics」
「ゼロと無限の科学」
「松井教授の東大駒場講義録―地球、生命、文明の普遍性を宇宙に探る」世の中にはまだまだ解明されていないことはたくさんある訳で、その中でも物理学の最大の話題が「素粒子」で数学では「素数」とのこと。物質を構成する最小単位が素粒子で、数を構成する最小単位が素数だから、物理学でも数学でもいよいよ根源的な「素」の解明に議論が及んでいる様で。。まぁ素人の自分が素手で立ち向かって咀嚼できる素材ではなく、ただ素朴に宇宙の全容が解明されれば素敵だなぁと。白川静によると「素」という漢字は糸を染める時に束ねて結んだ部分が白く染め残る部分のことだそうで、そこから「白い」「純粋」「根本」「もと」といった意味に派生して、素人・素手・素材・素朴・素敵といった熟語がつくられている。今年の流行語になりそうな「ありのままで〜」「自分たちの〜」も漢字にすれば「素」になるような気もするし、最先端の科学も流行語も表すことができる「素」はとっても素晴らしい漢字なのでは?