最近の本

メキシコへの追加関税があり、ファーウェイの米禁輸措置があり、6月にはG20も開催予定で、政治経済のニュースに事欠かない5、6月。その上、G20開催中は大阪市内の小中学校が休校になることを知り、なぜ大阪市内だけなのかとご立腹のみう。


そんな中、今年21冊目に読んだ本は日本経済新聞出版の民主党のアメリカ共和党のアメリカ。トランプ来日に影響を受けたわけではなく、予約していた本がたまたまこのタイミングで到着して、偶然にも臨場感のある読書となる。


本の内容はいいことも書いてあったと思うけど、あまりいい文章ではなく読んでて面白くない。そういう時はぱらぱらと流し読みをして、無理に読み込もうとしないに限る。反対に今年は面白かった本に出会うことが多く、5点満点で5点の本が3冊。



〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則  ケヴィン・ケリー 2016

2016年当時読むより2019年の今読むくらいが凡人にはちょうどいい内容で、すでに将来予測が現実のものとして近づいていることが感じられる内容もありとても面白い。また3年後くらいに読みたくなる本。



海の歴史  ジャック・アタリ 2018

銃、病原菌、鉄のジャレド・ダイアモンド、サピエンス全史のユヴァル・ノア・ハラリもいいけど、海を通して見た文明論も視点としてとても面白い。これはここ5年くらいの中でもかなり上位に入る上質な本。



株式VS不動産 投資するならどっち?   栫井駿介 沢孝史  2019

株の本も不動産投資の本もだいたい当たり前のことしか書いていなかったり、内容が薄いものが大半なんだけど、両者を丁寧に比較している本は見たことがなく新鮮。投資の本はわけのわからない出版社から無数に本が出ている中、筑摩書房から出ているところもポイントが高い。