万博公園

お弁当をつくって、シャボン玉とボールをもって、大阪で一番好きな場所 万博公園にピクニック。天気も良かったし、岡本太郎生誕100年の年だから、いつも以上にやっぱり人は多かった。それだけ万博公園=太陽の塔=岡本太郎という図式は一般的にも認知されているのかな。TVのドラマはほとんど見ないほうなんだけど、ハゲタカ白洲次郎以来で「TAROの塔」はやっぱり見てしまう。個人的にはラーメンや北京ダックのように、モノ単体として強烈なアイコンとなる岡本太郎のつくり方より、茶懐石の飯・汁・向付・八寸のように、モノとモノとの関係性から組み立てるイサム・ノグチのつくり方のほうが断然好きなんだけど、太陽の塔だけは万博公園にすごく馴染んでいると思う。大阪には服部緑地や鶴見緑地、靭公園などなど無料の大きな公園はたくさんあるけれど、駐車料金1200円と入場料で2000円程度もかかる公園は万博だけ。ただの公園で2000円はすごく高い。その反面、車はもちろん自転車もブルーシートも浮浪者もいない。バーベキューもペットの散歩もないから糞もない。管理が徹底していてゴミひとつ、ペットボトルひとつ落ちてない。2000円程度の出費を強いられるから、ある程度フィルタリングされた利用者が、ひなたぼっこをしたり、ボールであそんだり、散歩をしたりしているその光景は桃源郷か楽園のよう。そう考えると2000円の価値はある。一歩足を踏み入れると現実を忘れさせてくれる夢の国といえば、みんな大好きディズニーランドなんだけど、自分にとっては万博公園こそがディズニーランドなんじゃないかと思うほど。ということは、シンデレラ城が太陽の塔?シンデレラは岡本太郎??最近ことあるごとにディズニーランドに連れてってと女性陣にせがまれて、その都度のらりくらりのはぐらかしていたけれど、これからは万博公園こそがディズニーランドなんだと力説しよう。