藍染の染液をつくることを「藍を建てる」といい、藍草を灰汁とともに発酵する伝統的な技法でつくられた藍染めはまったく色落ちしないとのこと。反対に、市場に出回る藍染めのほとんどは石油からつくられた人工染料で染められたもので、こちらは色落ちが避けられない。デニムが色落ちするのもこれが理由。で、この昔ながらの醗酵建てで染められた出西織のテーブルクロスを貰ったので、川でつかまえたメダカが泳ぐ藍色の金魚鉢の上に、藍色のペンでみあが落書きした藍色のポストカードを添えて部屋に飾る。建築だけでなく藍も「建てる」ものだということがちょっとうれしい発見だったけど、お墓も「建てる」ものなのはやっぱり気に入らない。。
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